スカイリムの踊り食いリコリスの旅69話【第三章】私が求めるもの

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リコリスの旅69話【第三章】私が求めるもの

2014 / 08 / 03 ( Sun ) 22 : 12

久しぶりのリコリスサイドです。

～自宅・台所～
リコリス「う～ん、やっぱりこのままじゃダメだな……。」

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～その夜・寝室～

リコリス「な、なぁ……ボハン。ちょっと話があるんだけど……。」

ボハン「どうした、リコ。神妙な顔して変なものでも食ったか？」

リコリス「ちげぇよ！ってか食ったのはオレが作った料理だよ！失礼な。」

座りなおして言い辛そうに話しはじめる。

リコリス「ちょっと新しい料理を覚えたくてさ……。ロイズさんが言ってた料理を覚えにリフテンに向かいたいんだ。」

ボハン「おいおい、それはまた急だな。一人で行くつもりか？」

リコリスは小さく頷く。

リコリス「……ダメか？」上目遣いで伺う。

ボハンは顎に手を置き、少し思案する。

ボハン「俺も行く、と言いたいところだが、その顔だと一人で行くって決めてるようだからな。仕方ない。」

リコリス「じゃあ！」その顔は笑顔で輝く。

ボハン「行って来い、馬は連れて行け。宿の事は心配するな。気をつけていけよ。」

リコリス「さんきゅーな！あの子の足なら両方回ってもそんなにかからないと思うぜ！」

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～数日後～

リコリス「パン焼き窯の温度は……。食器洗う時の洗剤は……。あ、保存食作っておいたから食べてね、それから……。」

ボハン「わかったから、その調子じゃ出発が夜になるぞ……。」

家事の引継ぎをした後、用意していたカバンを持ち出して、鎧を身に纏う。

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リコリス「じゃあ、行ってくるぜ。」

ボハン「手拭はもったか？財布は？食料は十分持ったか？地図、いつも忘れるから気をつけろよ。着替えは下着を……。」

リコリス「大丈夫だって！心配性だなぁ、すぐ帰ってくるって！」

ボハン「まぁ、リコほどの腕なら心配はないが、知らんやつについて行くなよ。」

リコリス「オレは子供か！安心してくれって。」

ボハン「子供だろう……、ところで……。」

リコリスが背負う禍々しい剣に目をやる。

ボハン「それも持っていくのか。」心配そうにリコリスを見やる。

リコリスは今は落ち着いてると言っていたが、いまでも刀身は禍々しい輝きを失ってはいない。

リコリス「こいつはオレが持っておかないと、どうなるかわからねぇしな。オレから離れるとどんな悪さするかわからねぇ。」

ボハン「無理はするなよ、何かあればすぐ帰って来い。」

リコリス「ありがとな！」そういって外への扉を開ける。

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リコリスはボハンに手を振り、愛馬を預かってもらっているリバーウッドへの道を進むのでした。

～あとがき～
コメントから着想を得て、リコリスの旅を少し再開です。
美食家を探す旅というのもいいな……。~~花嫁修業~~料理修行の旅ですね。
ボハンは家の掃除と片付けと宿の管理と依頼の達成と、と今まで以上に忙しい日々になってさらにはげそうですね。
次はまずホワイトランに向かいます。