スカイリムの踊り食いリコリスの旅71話【第三章】ひとりのよる

スポンサーサイト

上記の広告は１ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

[ edit ]
スポンサー広告

リコリスの旅71話【第三章】ひとりのよる

2014 / 08 / 08 ( Fri ) 18 : 00

Blenderでポーズ作るのが楽しすぎて記事さぼってました。
お家作りも楽しいですが、ポーズ作るのは手軽なのがいいですね。私が作るのはそんなにクオリティ高くないですし。
軽いSS回。短めですよー。

～リフト地方の手前～

ホワイトランを出て道中は順調。
追いはぎや山賊は馬に乗ったリコリスを止められないし、サーベルタイガーやオオカミも愛馬の足はグングン置いてけぼりにしていった。

馬防柵で街道を封鎖している不届きな山賊もいたが、そういう輩には剣を抜いて斬りかかった。

生まれか相性か、リコリスの馬上技能は高く、飛来する矢を愛馬は自ら避けながら射手をその馬蹄にかける。
柵は軽々と飛び越えながらすれ違いざまにリコリスの剣が閃き、山賊をちりじりに散らす。

・
・
・
・

リコリス「ふう、随分進んだな。やっぱり馬だと速くて楽だなぁ。」
リフト地方に入ったころには陽も落ち、その寒さが静かに忍び寄ってきていた。
そこらへんの枯れ枝を集め暖を取り、そこを今日のキャンプにすることにする。
見張り役がいない以上、鎧は最低限身につけ一息つく。

空一面を覆うオーロラを眺めながら物思いにふける。オーロラのおかげで辺りは明るく照らされていた。

リコリス（……ボハン、ちゃんとご飯食べてっかなぁ……最初の頃はオレが料理教えてもらってたし平気か。）
自分がいなくてもボハンはちゃんと一人でやっていけてるんだよなぁなどと考えが及び始め、頭を振って考えを振り払う。

リコリス「よし、寝るか。明日はリフテンにつけるな。」
一人で寝ているとリフテンでの日々を思い出す。今は隣に暖かさはない。

・
・
・
・
・

なんだかんだで久しぶりのリフト地方だ。
馴染みある黄色く色づいた木々が辺りを色鮮やかに染めている。

リコリス「ここまで来れば山賊ももういないだろう。衛兵は見張ってるだろうしな。」
とはいえ、盗賊の町と揶揄されるリフテンなのだ。油断はできない、街の外でも中でも。

リフテンに接するホンリッヒ湖が見えてくる。ここまで来れば、湖の先にリフテンがうっすらと見え始める。

リコリス「天気も崩れなくて良かったな。」
心なしか愛馬の足も軽やかに舗装された石畳を叩く。

・
・
・
・

機嫌のいい馬の足で半刻ほどで門までつく。
その頃にはどこからか霧が出てきていたが、先が見えなくなるほどではない。

リコリス（そういえば正門から入ったことなんてほとんどなかったなぁ。大抵ギルドの抜け道か、城壁を飛び越えてたっけ……。）
感慨深げに守衛に挨拶し門をくぐる。

久しぶりのリフテンの街は変わっておらず、やはり汚いながらもその喧騒はどこか懐かしさを覚えるものだった。

リコリス（さぁ、ロイズさんいるかな。いなかったら来た意味がなくなっちまうけど。）
リフテンの街道を歩き、まずは酒場兼宿屋のビーアンドバルブを目指すのでした。