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リコリスの旅83話【第三章】 目覚めるもの
ムンゴと名乗る仲間を得て、グラディアンの遺品を捜索、回収のため鉱山の奥深くまで入り込む。
~レイヴンロック鉱山~
リコリス「ムンゴ、ちゃんとついてきてるか?」
ムンゴ「ムワサスー!」
リコリス「うげー、やっぱり蜘蛛いるよなぁ……。」
ムンゴ「クモ キライカ? ドク ベンリ!ベンリ!」
しっかりと毒は回収する。
リコリス「毒も結構溜まってきたな。矢に塗って使えるといいんだけどな……。」
・
・
・
ムンゴ「リコリス! ドア ミツケタ オマエ サガシテル コレカ?」
随分入り組んだ鉱山内を歩き回ったが、ムンゴが呼ぶ声にそちらに向かう。
そこには確かに施錠されたドアがあり、試しに貰った鍵を差し込む。
カチャリ
リコリス「開いた、つまりこの先が閉鎖された問題の区画……。ムンゴ、気をつけて行くんだよ。」
ムンゴ「イツデモ イケルゾ!」
頼もしい小さな傭兵と共に奥へと進む。
・
・
・
特徴のある紋様のある石がちらほら見え始める。
リコリス「これは確か……ノルドの建築様式の……。ってことは……。」
物陰から恐ろしい唸り声が聞こえてくる。暗闇に光る双眸。
リコリス「当然、いるよな!」武器を抜いて盾を構える。
ムンゴ「ドラウグル!」ムンゴも勢い良く戦いをはじめる。
・
・
・
リコリス「ドラウグルはやっぱり手ごわいな……。」さすがに慣れぬ片手剣では息が切れる。ムンゴと共に4体を斬り捨てたところでドラウグルは一度落ち着いたようだ。
片手剣では……やっぱりこの剣なら……ストームブリンガーなら……すとームブりんがースとームぶりんガーストーむぶリンがー……。
背中で蠢く気配。笑い声が聞こえる、手足が震える。これは武者震いか……マスクの下で笑顔がこぼれる。
ムンゴ「リコリス!ドウシタ?サキ イクゾ!」
はっ!今オレは何を?
辺りを見渡す、ムンゴが通路の先でこちらを待っている。
自分の体を省みる。ものすごい脂汗だ。だが、マスクの下で貼り付いた様に笑顔がこびりついていた。
リコリス「私は大丈夫だ、すまない。すぐに行く。」
ムンゴ「? マダ テキ クルカモ キヲツケロ!」
ムンゴの前を警戒しながら進む。
・
・
・
リコリス「ふう、一度休憩しようぜ。腹へっちまった。」
脂汗も落ち着き、先ほどの感覚が全て夢だったかのように感じる。
カバンの中から燻製にした肉を取り出しかぶりつく。
ムンゴはマスクだけ外し、パンをムシャムシャと食べ始めた。
リコリス「ムンゴ、結構食うんだな……。食料足りるかな……。」
ムンゴ「タクサン タベル! オオキクナル! ツヨクナル!」
・
・
・
どんどん奥へと進む。途中迫り来るドラウグルは二人で蹴散らしてく。
リコリス「ムンゴ、お前格闘家なのか?武器は?」
ムンゴ「ブキモツカウ! デモ カクトウ レンシュウチュウ!」
リコリス(練習は後にしたほうが……。)
・
・
・
途中、触っても溶けず、ひんやりとした冷気を発し続ける氷があった。
ムンゴ「スタルリム トケナイコオリ ムワサスー」
リコリス(すたるりむ?まぁいいか。)
・
・
・
奥に行くにつれ、ドラウグルも強くなっている。
リコリス「ムンゴ、気をつけろよ。何かいやな感じがする。」
・
・
・
ノルドの遺跡を進む二人。足が止まる。
リコリス「な、なんだここ。急に開けた場所に出たな。」
広まった場所に出る。警戒しながら奥まで進む。
その先には古い野営の跡と、すっかり骨になった遺骸。
リコリス「もしかしてこの人が……。」
周囲を捜索してみる。握り締められた日記、どうやら本人らしい。
そして……なにやら禍々しい魔力を感じる大振りの両手剣。
リコリス「これがグラディアンさんの求めていたもの……?」
剣を手にする。
リコリス「こ、これは……。」背のストームブリンガーが脈動する。
そのストームブリンガーの脈動に反応するように両手剣が光り輝く。
すると目の前の遺跡が音を立てて動き始める。
奥には目覚めた最深部……。
リコリス「奥に誘われてる……?行くしかないか。」
ムンゴ「キヲツケロ」
・
・
・
最深部は広く、禍々しい気配は更に強くなる。
リコリス「何かの祭儀場かなんかか?水だらけだな。」
ムンゴ「リコリス! サガレ!」
ムンゴの叫びに飛びずさる。
部屋全体を満たす水。その中から何かが魔力と共に起き上がってくる。
ムンゴ「ド、ドラゴンプリースト……。」
ムンゴがドラゴンプリーストと呼んだ『それ』はボロボロの法衣を纏い、気味の悪い仮面をつけている。
ドラゴンプリーストはこちらに仮面を向け、何も言わず、魔力をその両手に溢れさせる。
リコリス「な、なんつー魔力っ!? ムンゴ危ない!!」ムンゴの小さな体を掴み、遠くに投げる。
遠くへ伸びていくムンゴの悲鳴を聞きながら迫り来る魔力への恐怖を抑える。
衝撃、体がバラバラになるような衝撃に意識が一瞬完全に飛ばされる。
数mをゆうに吹き飛ばされ、壁に激突し、そのまま床までずり落ちる。
リコリス「がっ……はっ……。」い、息ができねぇ、体中の骨が砕かれたみたいだ……いや、実際あばらも他の骨も何本も持っていかれた。内臓もずたずたのようで、口の中が血で溢れる。
リコリス(こ、こりゃ……死んだなぁ……。命乞いを聞いてくれる相手でもなさそうだし……というか体中痛くて命乞いする余裕もねぇや……。)
目の前にドラゴンプリーストが近づいてくる。
その膨大な魔力に大気が震えている。
ムンゴ「リコリス!リコリスー!」
リコリス「ム、ムンゴ……に、にげろ……。」
せめてムンゴだけでも……。
ドラゴンプリーストの両手から魔力が溢れる。
そして衝撃。
リコリス「あがっ……!」両手を縛られるような痛みと共に体が空中に引っ張り上げられる。
リコリス(け、怪我人なんだ……もう少し優しくしてくれたっていいのにな……。)
今の危機的状態にもかかわらず、心の中はなんとも落ち着いていて、逆に笑ってしまうようだ。
こちらの意図は意に介さず、トドメの為の魔力がドラゴンプリーストの手に集まる。
リコリス(くっそぅ……くやしいな……さすがに死ぬなぁ……。)
家で待つ男の背中を思い出す。
リコリス(もう一度ボハンに会いたかったな……。さよならみたいだ。)
そこで意識が暗転する。
・
・
・
暗転した意識のなか笑い声が聞こえる。
ストームブリンガー「お前はやっぱり私がいないとダメだなぁクフフフ……。」
・
・
・
ドラゴンプリーストから雷の魔力が迸る。
ムンゴ「リコリスー!」
辺りを焦げ臭い臭いが漂う。大気すら焦げ腐らせるような雷撃の中。
それはあった。
リコリスの前に浮く一本の魔剣。
リコリスからはどす黒い魔力が溢れ出す。
リコリス「いい目覚ましだな、だが悪いが仲良くありがとうとは言わないが。」
無理やり魔力の拘束を叩き割る。
先ほどまでの余裕をかなぐり捨てるように距離をとるドラゴンプリースト。
すかさず魔力の奔流がリコリスを襲う。
あははははは
大気を裂いて襲う雷を受けて、何も無いかのように笑う。
リコリス「クフフフ、私に雷が効くなどと思ったか?魔力よ、散れ!」
ドラゴンプリーストの集める魔力は雲散霧消してゆく。
顔の見えないドラゴンプリーストに狼狽が見える。
リコリス「この世のものにはお前は勝ち続けたろうが、私はこの世のものではない。」
ドラゴンプリーストから消えていった魔力は逆にリコリスの手へと集まる。
リコリス「さぁ消えろ!」
・
・
・
ムンゴ「リ、リコリス……?」
ドラゴンプリーストを吹き飛ばし、ムンゴに気がつくリコリス。
リコリス「今日は魂を欲して出てきたわけではない、命拾いしたな。こいつは返すぞ。」そう言ってその場で意識を失い、倒れこむ。
・
・
・
暖かい空気が頬を暖める。
リコリス「あ、あれ、一体どうなった……?」
ムンゴ「リコリス オキタ!オマエ ズット ネテタ ダイジョウブカ?」
心配そうにムンゴがこちらを覗き込む。
リコリス「す、すまねぇ。どうなったんだ?」
ムンゴ「オマエ ドラゴンプリースト タオシタアト タオレタ」
オレが倒した……?まさか……。
慌てて周囲を探る。ストームブリンガーは?ストームブリンガーはどこだ!?
リコリス「な、なんでだ!?ストームブリンガーが消えてる?」
ムンゴ「オマエノケン オマエノ ナカニ キエタ オマエノ マホウカ?」
リコリス「き、きえただって……!?」
自分の体を省みる。そういえば、体の痛みは引いている。
すでに致命傷だったはずだ。即死じゃないというだけで死んだも同然の状態だった。
体が癒えたのもストームブリンガーのおかげか……?
ムンゴ「ダイジョウブカ? ミチ ヒライタ モウスコシ ヤスム ソノアト カエロウ」
リコリス「あ、ああ。心配かけてわりぃな。飯食おうか。」
ムンゴ「オマエ イノチ オンジン オレ オマエ オンカエス トウゼン!」
そう言って踊る。
か、かわいい……。ひとまず危機は去ったか。
消えたストームブリンガーも気になるが、ひとまず帰るのが一番大事だ。
カバンから食事を取り出し、二人で食べるのでした。
15日に予約投稿の予定でしたが我慢できずに2日連続投稿です(´ー`)
~レイヴンロック鉱山~
リコリス「ムンゴ、ちゃんとついてきてるか?」
ムンゴ「ムワサスー!」
リコリス「うげー、やっぱり蜘蛛いるよなぁ……。」
ムンゴ「クモ キライカ? ドク ベンリ!ベンリ!」
しっかりと毒は回収する。
リコリス「毒も結構溜まってきたな。矢に塗って使えるといいんだけどな……。」
・
・
・
ムンゴ「リコリス! ドア ミツケタ オマエ サガシテル コレカ?」
随分入り組んだ鉱山内を歩き回ったが、ムンゴが呼ぶ声にそちらに向かう。
そこには確かに施錠されたドアがあり、試しに貰った鍵を差し込む。
カチャリ
リコリス「開いた、つまりこの先が閉鎖された問題の区画……。ムンゴ、気をつけて行くんだよ。」
ムンゴ「イツデモ イケルゾ!」
頼もしい小さな傭兵と共に奥へと進む。
・
・
・
特徴のある紋様のある石がちらほら見え始める。
リコリス「これは確か……ノルドの建築様式の……。ってことは……。」
物陰から恐ろしい唸り声が聞こえてくる。暗闇に光る双眸。
リコリス「当然、いるよな!」武器を抜いて盾を構える。
ムンゴ「ドラウグル!」ムンゴも勢い良く戦いをはじめる。
・
・
・
リコリス「ドラウグルはやっぱり手ごわいな……。」さすがに慣れぬ片手剣では息が切れる。ムンゴと共に4体を斬り捨てたところでドラウグルは一度落ち着いたようだ。
片手剣では……やっぱりこの剣なら……ストームブリンガーなら……すとームブりんがースとームぶりんガーストーむぶリンがー……。
背中で蠢く気配。笑い声が聞こえる、手足が震える。これは武者震いか……マスクの下で笑顔がこぼれる。
ムンゴ「リコリス!ドウシタ?サキ イクゾ!」
はっ!今オレは何を?
辺りを見渡す、ムンゴが通路の先でこちらを待っている。
自分の体を省みる。ものすごい脂汗だ。だが、マスクの下で貼り付いた様に笑顔がこびりついていた。
リコリス「私は大丈夫だ、すまない。すぐに行く。」
ムンゴ「? マダ テキ クルカモ キヲツケロ!」
ムンゴの前を警戒しながら進む。
・
・
・
リコリス「ふう、一度休憩しようぜ。腹へっちまった。」
脂汗も落ち着き、先ほどの感覚が全て夢だったかのように感じる。
カバンの中から燻製にした肉を取り出しかぶりつく。
ムンゴはマスクだけ外し、パンをムシャムシャと食べ始めた。
リコリス「ムンゴ、結構食うんだな……。食料足りるかな……。」
ムンゴ「タクサン タベル! オオキクナル! ツヨクナル!」
・
・
・
どんどん奥へと進む。途中迫り来るドラウグルは二人で蹴散らしてく。
リコリス「ムンゴ、お前格闘家なのか?武器は?」
ムンゴ「ブキモツカウ! デモ カクトウ レンシュウチュウ!」
リコリス(練習は後にしたほうが……。)
・
・
・
途中、触っても溶けず、ひんやりとした冷気を発し続ける氷があった。
ムンゴ「スタルリム トケナイコオリ ムワサスー」
リコリス(すたるりむ?まぁいいか。)
・
・
・
奥に行くにつれ、ドラウグルも強くなっている。
リコリス「ムンゴ、気をつけろよ。何かいやな感じがする。」
・
・
・
ノルドの遺跡を進む二人。足が止まる。
リコリス「な、なんだここ。急に開けた場所に出たな。」
広まった場所に出る。警戒しながら奥まで進む。
その先には古い野営の跡と、すっかり骨になった遺骸。
リコリス「もしかしてこの人が……。」
周囲を捜索してみる。握り締められた日記、どうやら本人らしい。
そして……なにやら禍々しい魔力を感じる大振りの両手剣。
リコリス「これがグラディアンさんの求めていたもの……?」
剣を手にする。
リコリス「こ、これは……。」背のストームブリンガーが脈動する。
そのストームブリンガーの脈動に反応するように両手剣が光り輝く。
すると目の前の遺跡が音を立てて動き始める。
奥には目覚めた最深部……。
リコリス「奥に誘われてる……?行くしかないか。」
ムンゴ「キヲツケロ」
・
・
・
最深部は広く、禍々しい気配は更に強くなる。
リコリス「何かの祭儀場かなんかか?水だらけだな。」
ムンゴ「リコリス! サガレ!」
ムンゴの叫びに飛びずさる。
部屋全体を満たす水。その中から何かが魔力と共に起き上がってくる。
ムンゴ「ド、ドラゴンプリースト……。」
ムンゴがドラゴンプリーストと呼んだ『それ』はボロボロの法衣を纏い、気味の悪い仮面をつけている。
ドラゴンプリーストはこちらに仮面を向け、何も言わず、魔力をその両手に溢れさせる。
リコリス「な、なんつー魔力っ!? ムンゴ危ない!!」ムンゴの小さな体を掴み、遠くに投げる。
遠くへ伸びていくムンゴの悲鳴を聞きながら迫り来る魔力への恐怖を抑える。
衝撃、体がバラバラになるような衝撃に意識が一瞬完全に飛ばされる。
数mをゆうに吹き飛ばされ、壁に激突し、そのまま床までずり落ちる。
リコリス「がっ……はっ……。」い、息ができねぇ、体中の骨が砕かれたみたいだ……いや、実際あばらも他の骨も何本も持っていかれた。内臓もずたずたのようで、口の中が血で溢れる。
リコリス(こ、こりゃ……死んだなぁ……。命乞いを聞いてくれる相手でもなさそうだし……というか体中痛くて命乞いする余裕もねぇや……。)
目の前にドラゴンプリーストが近づいてくる。
その膨大な魔力に大気が震えている。
ムンゴ「リコリス!リコリスー!」
リコリス「ム、ムンゴ……に、にげろ……。」
せめてムンゴだけでも……。
ドラゴンプリーストの両手から魔力が溢れる。
そして衝撃。
リコリス「あがっ……!」両手を縛られるような痛みと共に体が空中に引っ張り上げられる。
リコリス(け、怪我人なんだ……もう少し優しくしてくれたっていいのにな……。)
今の危機的状態にもかかわらず、心の中はなんとも落ち着いていて、逆に笑ってしまうようだ。
こちらの意図は意に介さず、トドメの為の魔力がドラゴンプリーストの手に集まる。
リコリス(くっそぅ……くやしいな……さすがに死ぬなぁ……。)
家で待つ男の背中を思い出す。
リコリス(もう一度ボハンに会いたかったな……。さよならみたいだ。)
そこで意識が暗転する。
・
・
・
暗転した意識のなか笑い声が聞こえる。
ストームブリンガー「お前はやっぱり私がいないとダメだなぁクフフフ……。」
・
・
・
ドラゴンプリーストから雷の魔力が迸る。
ムンゴ「リコリスー!」
辺りを焦げ臭い臭いが漂う。大気すら焦げ腐らせるような雷撃の中。
それはあった。
リコリスの前に浮く一本の魔剣。
リコリスからはどす黒い魔力が溢れ出す。
リコリス「いい目覚ましだな、だが悪いが仲良くありがとうとは言わないが。」
無理やり魔力の拘束を叩き割る。
先ほどまでの余裕をかなぐり捨てるように距離をとるドラゴンプリースト。
すかさず魔力の奔流がリコリスを襲う。
あははははは
大気を裂いて襲う雷を受けて、何も無いかのように笑う。
リコリス「クフフフ、私に雷が効くなどと思ったか?魔力よ、散れ!」
ドラゴンプリーストの集める魔力は雲散霧消してゆく。
顔の見えないドラゴンプリーストに狼狽が見える。
リコリス「この世のものにはお前は勝ち続けたろうが、私はこの世のものではない。」
ドラゴンプリーストから消えていった魔力は逆にリコリスの手へと集まる。
リコリス「さぁ消えろ!」
・
・
・
ムンゴ「リ、リコリス……?」
ドラゴンプリーストを吹き飛ばし、ムンゴに気がつくリコリス。
リコリス「今日は魂を欲して出てきたわけではない、命拾いしたな。こいつは返すぞ。」そう言ってその場で意識を失い、倒れこむ。
・
・
・
暖かい空気が頬を暖める。
リコリス「あ、あれ、一体どうなった……?」
ムンゴ「リコリス オキタ!オマエ ズット ネテタ ダイジョウブカ?」
心配そうにムンゴがこちらを覗き込む。
リコリス「す、すまねぇ。どうなったんだ?」
ムンゴ「オマエ ドラゴンプリースト タオシタアト タオレタ」
オレが倒した……?まさか……。
慌てて周囲を探る。ストームブリンガーは?ストームブリンガーはどこだ!?
リコリス「な、なんでだ!?ストームブリンガーが消えてる?」
ムンゴ「オマエノケン オマエノ ナカニ キエタ オマエノ マホウカ?」
リコリス「き、きえただって……!?」
自分の体を省みる。そういえば、体の痛みは引いている。
すでに致命傷だったはずだ。即死じゃないというだけで死んだも同然の状態だった。
体が癒えたのもストームブリンガーのおかげか……?
ムンゴ「ダイジョウブカ? ミチ ヒライタ モウスコシ ヤスム ソノアト カエロウ」
リコリス「あ、ああ。心配かけてわりぃな。飯食おうか。」
ムンゴ「オマエ イノチ オンジン オレ オマエ オンカエス トウゼン!」
そう言って踊る。
か、かわいい……。ひとまず危機は去ったか。
消えたストームブリンガーも気になるが、ひとまず帰るのが一番大事だ。
カバンから食事を取り出し、二人で食べるのでした。
15日に予約投稿の予定でしたが我慢できずに2日連続投稿です(´ー`)
- [ edit ]
- RP日記
- / trackback:0
- / comment:2
- [ 編集 ]
- 2014/09/15(月) 22:36:34 |
- URL |
- 中の人
あの扉を開ける方法がいまいち分からなくてひたすら剣を降っていたのを思い出しました^^
っていうか、ストームブリンガー、ちょーかっこよくなっているんですけど^^
それにドラゴンプリーストももっとダサかったし・・・
うーーむ、ドヴァキンちゃんがソルスセイム島に逝く前に、リコリスちゃんが先にまわっていたのかな^^
Re: タイトルなし
- [ 編集 ]
- 2014/09/16(火) 03:35:31 |
- URL |
- Lycoris
コメントありがとうございます!
私も最初引き返そうとしちゃったり(ノ´∀`*)思い出してちゃんとすすみましたがw
今までにないギミックで面白いですよねw
ドラプリは影と陰影のお陰でなかなか良く撮れたと自負しておりますw
色々妄想が捗りますねぇw どっかですれ違ってたりしてw
プロフィール
Author:Lycoris
スカイリムのんびり更新日記。
Lycorisです。よろしくお願いします。
当ブログはリンクフリーです。
連絡をいただければ相互リンクさせていただきます。
ご意見・ご要望はメールフォームから何でもどうぞー!
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