スカイリムの踊り食いリコリスの旅23話　リコリスと魔法の杖

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リコリスの旅23話　リコリスと魔法の杖

2014 / 04 / 05 ( Sat ) 12 : 00

第23話です。
SSの撮り貯めもあと少し。

～ダークウォータークロッシング近郊～
無事ダニカの依頼のための苗木も手に入れダークウォータークロッシングという鉱山で寝床を借りた二人。

二人はスプリガンの変化した謎の杖に興味津々です。

「これが魔力のこもったマジックアイテムなのか？」
魔力の流れを読めない自分にはさっぱりだ。
ボハン「ああ、確かに魔力を感じる。お前でも使えるはずだ。」

杖の先から力が溢れるようなイメージをしながら杖を振ってみろとボハン。

言われたとおり集中しイメージする。
そのまま思いっきり前方に振ってみる！

すると杖の先にピンクの花びらの旋風が舞いそこに見たことのある影が現れる。

「な、なんじゃこりゃあああ！」

そこには聖域で倒したはずのスプリガンが姿を現していた。
とっさに剣に手をかけるがそれを制するボハン。

ボハン「敵意が見えない。こちらを味方として認識してくれているようだ。」
どうやら召喚の杖だったようだ。

ボハン「これはひょっとするとすごいものを拾ったかもしれんな。」
満足げに頷くボハン。

これならもしや……と思い道中で引き返した砦に向かうことに二人で相談して決める。

～ヴァルトヘイムタワー～
岩陰に身を隠す。
「よーし、じゃあ呼び出すぜ。」
ボハンも静かに頷く。

さっきと同じように杖の魔力があふれ出すイメージをこめる……。
そして振り下ろすとその先に桜の花びら、その中心にスプリガンが現れる。

その派手な登場は砦の山賊からも見えたようで騒がしい声が聞こえ始めた。
スプリガンは声に反応するように身の回りに花びらを溜め臨戦態勢をとる。

そして山賊が口々に怒声をあげながら武器を手に出てきた。
スプリガンは手を高く天にあげ、魔力を集め放出する！

ボハンもそれにあわせ突進を開始。

桜花色の旋風に巻き込まれた山賊は最初何が起こったか分からない様子だったが、何も分からないという表情のまま息絶えていく。

生命を吸い取ってる……？えげつねぇ。
自分も剣を構え進撃する。
ボハン「スプリガンの魔法か……、味方にすればこれほど心強いとは。」

そのまま砦の中まで進撃。
スプリガンの援護のおかげで楽にすすむ。

どうやら恐慌状態に陥った山賊の魔術師が火を放ったらしい。石の砦はそれで崩れはしないだろうがそこかしこで火の手が上がっている。

ボハン「リコ！もうそろそろ退くぞ！十分道は開いている、追撃もされんだろう。」
その声に大声で了解の意を返し、砦を出る。

杖はさっきまでの光を失っている。どうやら魔力が尽きているようだ。
ボハン「魂石を使えば補充もできる。今はホワイトランに戻るぞ。」

道を封鎖していた山賊がこれで弱体化された。道中も多少安全になるかもしれない。

帰りは行きよりも早く帰れそうだ。二人の足取りは軽くホワイトランへと向かうのでした。

～あとがき～
桜花の杖はめちゃくちゃ強いのでここで紹介し、ひとまずの退場という扱いとさせていただきます。そのうち使うかもしれませんが。次で撮り溜めのSSも終了となります。その後もブログは続きますので引き続きのご愛顧をよろしくお願いいたします！