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このブログは「The Elder Scrolls V Skyrim」のRP日記をのんびりと書き連ねるブログです。

スカイリムの踊り食い


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リコリスの旅59話【第二章】 神々の心臓


~マウンテンミスト寺院~

ブログ657 ラストバトル01

「ここに……ここに神々の心臓が?」
クーロン「ああ、感じるぜ。すでに神々の心臓は起動しているようだ。」
その表情はサングラスのせいで窺い知れないが、その声はさすがに強張って聞こえる。
ロイズ「決着をつけましょう。ここで彼に心臓手に入れさせるわけにはいきません。」

 

ブログ658 ラストバトル02

アグナーたちもすぐに早馬で到着し、アグナー、ウルガル、スヴェガルド、ソルロー、ロイズ、クーロン、リコリスで中に入る。

~マウンテンミスト寺院内部~

ブログ659 ラストバトル03

中は不思議と荘厳な雰囲気をかもし出している。
ウルガル「武器を収めろ。俺たちは聖なる地を歩いているんだ。」
ストームブリンガーを抜き身で持っていたこちらに声をかける。
渋々ストームブリンガーを背に収める。

ブログ660 ラストバトル04

通路の先には鍵が5つ納められた台座が見える。

ソルロー「鍵が正しい場所に!イングヴァールはすでに中だ!急ごう!」

鍵の台座を越えて、広まった場所に出る。





~『心臓の部屋』~
イングヴァール「ああ、ちょうど良いところにきてくれたな。」

ブログ661 ラストバトル05

広い空洞の中イングヴァールが親衛隊とともに待ち構えていた。
奥には魔術師と……『神々の心臓』の祭壇。

イングヴァール「何しろ、600年もの間ここには誰も足を踏み入れたことがないのだ。お前達にこの……大切な儀式を見逃してほしくはないのでね。心臓の力は抽出に成功しているが、その周りに何かしらの魔法の障壁のようなものが現れた。書物には記載されていなかったものだ。」

その言葉通り祭壇の周りはなにやら魔術的な障壁が発生している。

ブログ662 ラストバトル06

イングヴァール「だが心配はいらない。俺の魔術師たちが直ちにあの障壁を取り除くと保証しよう。お前達の集めてくれた鍵は実にその役目を果たしてくれたよ。俺は長年、このことを調べ上げてきた。ついに俺の一族が鍵を使える火を迎えられて実に光栄に思う。」そういって勝ち誇り高笑いをあげる。

ソルロー「イングヴァール、どうしてこんなことをする?何故そんな力のために争わねばならない!?」
悲痛なソルローの叫びにイングヴァールは鼻で笑って受け答える。

イングヴァール「力などではない。俺の望みは正当なる権利だ。貴様に分かるか、自らのものを奪い去られた者の気持ちが。そして手に届かぬところで、日々見せ付けられるものの気持ちが。ヒャルマルはファルスカールを発見した一団を長年率いてきた。皆が彼に忠実だったのだ。」
そう言って先ほどとは打って変って、身体の底から溢れ出る憎しみを言葉に乗せるように紡いでいく。

イングヴァール「だが、彼が民を救った当人ではないという理由だけで、それだけの理由で!連中はオラヴァに群がった。ヒャルマルから受けた恩義を忘れてだ!」
そこで言葉を区切り、身体を震わせる。

イングヴァール「今日に至るまで、ボルヴァルターは俺の一族から奪った王座に座り続けている。他者の王座、にだ!」

それは違う、とイングヴァールの言葉を遮る。
ウルガル「イングヴァール、貴様に王座に座る資格などない。民には自らの指導者を選ぶ権利がある。彼らがボルヴァルダーを選んだのだ。」

ブログ663 ラストバトル07

それにスヴェガルドが続ける。
スヴェガルド「彼らはずっと知恵を与え、手を差し伸べてきた。お前の一族が民に対して揉め事を起こしている間ずっとな。」

ブログ664 ラストバトル08


イングヴァール「そんなの信じられるか!」憤りを隠さず怒鳴り声をあげる。

それに対し、静かに、しかし威厳をもった声でアグナーが口をひらく。
アグナー「お前はどうやって自身の民にそれほどの忠誠を従わせた?お前は力を約束したのではないか?心臓を手に入れれば、それを用いて彼らを助けると。」

イングヴァールはそれに対して答えない。その通りなのだろう。

アグナー「お前は自身の民を欺いた。それは王として何よりもやってはならないことだ。」

ブログ665 ラストバトル09

アグナー「お前は自身の町を裏切った。そのようなことでファルスカール全土を支配できるとでも思っているのか?」

イングヴァール「俺は貴様のくだらない言論に悩まされるためにここにいるのではない。認めろアグナー。自身の敗北をな。長い時を経て、すべてが順調に進んでいる。貴様は失敗したのだ。」

その言葉の通り、神々の心臓の障壁が消える。

ブログ666 ラストバトル10

ブログ667 ラストバトル11

イングヴァール「貴様は自身の一族と民を失望させたのだ。さて、全員その場から動くな。すぐに終わらせてやる。」

そう言ってイングヴァールは祭壇に向かうため背を向ける。

ソルロー「ヤツを止めなければ。」
クーロン「やべぇぜ、親衛隊がこちらを弓で狙ってる。少しでも動けば矢のだらけだ。」
スヴェガルド「アグナー、どうにかならないのか!」

アグナー「……私と闘え。」
イングヴァール「なんだと?」その言葉に振り返るイングヴァール。

アグナー「聞こえなかったのか。お前に決闘を申し込む。そちらの護衛も、私の仲間たちも手は出さず、一対一でだ。」

振り返ったイングヴァールの目をしっかりと見つめアグナーは挑み見る。

アグナー「その血にほんのわずかでも誇りがあるというのであれば受け入れろ。さもなければお前は永遠に臆病者として知られるだろう。」

イングヴァール「ハハハ、良いだろう。付き合ってやろうじゃないか。だが果たして、年老いた男に挑戦するほどの価値があるだろうか?」
そしてアグナーではなくこちらに目を向ける。
イングヴァール「それよりも……そこの旅人との戦いを望む。」
「オ、オレか?」

イングヴァール「あの門から舞い降り、この地に訪れるであろういくつもの大いなる惨事を告げると考えらている者たち。」
数歩前に出てこちらを呼ぶ。
イングヴァール「間違いなく特別な存在だろう。その女ならば挑む価値がある。そいつと戦いたい。」
スヴェガルド「やるしかなさそうだ。」

こちらも前に出てイングヴァールと対峙する。
アグナー「君はノルドではない。しかし、その心には誇りがある。私に代わってイングヴァールと闘うのだ。だがそれは自身の名誉のためではない。ファルスカールの民の誇りのための闘いだ。」
そして、力強く言葉をつなげる。

ブログ668 ラストバトル12

アグナー「イングヴァールは君たちのことを『災厄』と呼んだ。私はそうは思わない。君が、君こそが『災厄を狩る災厄の災厄』。このファルスカールを救うのだ。」

「まかせろ。」そう言って誰よりも歩みでる。

ブログ674 ラストバトル18


イングヴァール「闘いの前にお前に話がある。」
こちらをじっと見つめ問いかける。
イングヴァール「私の元につかないか?私の元につけば『神々の心臓』の力をお前にも分け与えてやろう。旅人たるお前にはその価値がある。私につけ、旅人よ。お前だってそんな呪われた剣を手にしているのだ。叶えたい望みがあるのだろう?」

叶えたい…望み…。助けなければいけない相手の顔を思い出す。自分が手にかけてしまった相手。

ブログ669 ラストバトル13


『神々の心臓』の力があれば…確かに何とかなるかもしれない。クーロンの言葉を思い出す。神々の力なのだ、なんとかできるだろう。


だが…。

ブログ670 ラストバトル14


ゆっくりとストームブリンガーを地面に突き刺し、イングヴァールに目を向ける。
それだけで言葉を紡がずとも伝わるはず。

「何故だ!そちらには何もない!叶えられる夢も希望も!こちらにつけば金も栄誉もどんな力さえも手に入るのだぞ!そちらに何の得がある!」

イングヴァールをまっすぐ見つめ言い放つ。

「我らは損や得だけが価値観ではない。」嵐を呼ぶ蒼き瞳が語る。

ブログ671 ラストバトル15

「化け物め、醜悪な剣に心奪われ、体までも受け渡し、貴様は何を成そうと言うのだ!知っているか?お前たちの兵士はお前の事をこう呼んでいるぞ、殺戮姫とな」

ブログ672 ラストバトル16

「うっせぇばーか!どこの誰とも関係ない!地位も名誉も悪評もその肩書きも!乙女の肩書きの前にはゴミくず以下だ!」

地面に刺したストームブリンガーを引き抜き、まっすぐにイングヴァールに突きつける。
溢れ出る闘志が魔力となって溢れ出る。溢れ出た魔力はその闘志を表すように燃え盛る。
「てめーの敗因は一つだ、たった一つの単純なこと。」

色々な想いを込めてイングヴァールに言い放つ。
「てめーは乙女を怒らせた!」

ブログ673 ラストバトル17

戦いが始まった。





ブログ675 ラストバトル19

1合2合3合と斬り合う。

「くそっ!オレの動きについて来るなんて!」

クーロン「やはり神々の心臓の影響か……。気をつけろ、手ごわいぞ!」

イングヴァール「そういうことだ、今や貴様は神を相手にしているに等しい!」

今まで一合も斬り合うことなく切り伏せる事が常だった。
しかし、今や30合も斬りあいを続けている。

ブログ676 ラストバトル20

「神だと!?上ッ等だコラ!」
必殺の角度から繰り出されるイングヴァールの一撃をこちらも超人的な反応で受け止める。

ブログ677 ラストバトル21

イングヴァール「さすが旅人、決闘とはこうでなくてはならん!」
「言ってろ!お前をぶっ飛ばして仕舞いだ!」






しかしそのまま何合もの斬り合いを続けるも決着はつかない。






互いに体は生身。いくらそれぞれ強化されているとはいえ、一撃一撃が致命の闘いの中、消耗は激しかった。

互いに次で決着がつくことを感じる。
闘志が魔力となって燃え盛る。

「神だろうと私の前に立ち塞がること許されぬ。」

「これがオレの一撃だ!踏み潰されたくなければそこをどけえええええ!」

ブログ681 ラストバトル24






「うおおおおおおおおおおおおおおお!!」






ブログ680 ラストバトル23

イングヴァール「くそっ、もう十分だ!捕まえろ!」

さきほどの約束を反故にして命じる。

魔術師が禍々しい呪文を唱える。次の瞬間衝撃。

ブログ682 ラストバトル25

その衝撃に誰も立ち上がれない。

ソルロー「汚いぞ!」
ロイズ「くっ!リコリスちゃん、無事ですか?」

ブログ683 ラストバトル26

ストームブリンガーのおかげでなんとか立ち上がれるが、もう剣も握れず足元に落ちる。
「くそっ、もう身体もうごかねぇ……。」



イングヴァール「ふははは、まだ立ち上がるか。しかしもう遅い。」
祭壇へと近づく。

ブログ684 ラストバトル27

イングヴァール「ついに、心臓はすべて私のものだ。ハハハハハッ!」

神々の心臓にイングヴァールが手を伸ばす。

そのままその神々の心臓を手に取ったとき……。

洞窟内に人の根源から恐怖させるような咆哮が轟く。

唐突に現れたドラゴン……ドラゴンはイングヴァールをその爪で持ち上げ引き裂いたのだ……。

ブログ685 ラストバトル28







―イングヴァールの悲鳴が大きな洞窟内に反響した―

―アークヴィイングが急襲し、彼をさらったからだ―

―そして彼の体だけでなく魂までも引き裂いた―

―アグナーは神々の心臓を台座にそっと戻し置いた―

―それから部屋を再び封印した―

―その日の努力は報われた―

―イングヴァール・ウンヴァルダーは死んだ―

―この土地は彼の一族が求めた終わりなき力から自由になった―

―しかし、すべてをその日、勝ち得たわけではない―

―ボルヴァルドは廃都となった、スタルガルデもだ―

―二つの大きな打撃はまだこの先のこの土地に、暗い時代が待ち受けていることを意味するのかもしれない―

―ですが今は我々にそのような懸念はない―

―なぜならこの日、ファルスカールは救われたのだ―

―勇敢なる王の努力に感謝を―

―そして、王の身内と、そして旅人に―

―この出来事に関係した外から来た者は神々により宿命られていた―

―人々は生活を続け、農業を続け、子供達はまた森の中で遊べる―

―この土地に問題がないわけではないが、この瞬間は生き、楽しむ時です―

―ファルスカールは今、安全です―
           
                      ソルロー


ブログ




~あとがき~
かなりの改変回であり、話の筋が少し違ったりするので実際にプレイして遊んでいただきたい部分もあります。
それに今回ソルローの手紙の部分は本来は美麗なスクリーンショットとともにエンディング部分です。
ぜひプレイしてみていただければと思います。
なにはともあれFalskaar編終わりました。
終わったといっても、スカイリムへ次の話もう少しで帰りますのでもう少しお付き合いください。

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