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リコリスの旅94話【第三章】 アポクリファの深遠と
すごく更新が伸びちゃってましたスミマセン。
こないだのハロウィンセールでついFallout3とFalloutNV買っちゃいました。
MODいれずに3の方を遊んでいたのですがとっても面白かったです。
ひとまずメインクエストやりきったのでDLC入れてオーバーホールMOD入れて最初からやり始める予定です。
ブログも更新しながら!しながら!
~アポクリファ~
ボハン「…コ…!リコ!起きろ!大丈夫か?身体に異変は?」
抱き起こされる感覚で眼が覚める。
リコリス「ん……だ、大丈夫。こっちは大丈夫。そっちは?怪我は?異変なんともない?」
それに対してボハンは静かに頷いて辺りを見渡す。
ボハン「どうやら作戦は成功したようだ。うまくアポクリファに二人でこれたようだな。」
同じく辺りを見渡す。
リコリス「あれ?前に来た時と辺りが違う。」
アポクリファに入る前にネポスは本ごと飛ばされる領域は決まっていると言っていた。
ボハン「おそらく二人で飛んだ影響だろう。別々のところに飛ばされなくて良かった。」
リコリス「仕方ない、ひとまず進んでみるか。」
そばにあった自分の剣を引き寄せ、背に収める。
・
・
・
しばらく進むと見覚えのある風景に変わってくる。
リコリス「ここ、オレが最初に入って負けたところだ……。」
ボハン「気を引き締めろよ。おそらくまだまだ最深部は先だ。」
リコリス「当然!もう負けやしないぜ……見つけた。」
それと同時にボハンが剣と盾を構える。
その視線の先には最初にアポクリファに来た時に手も足も出なかった相手。
ボハン「シーカーだな。行くぞ!いつものようにだ!」
ネロスに教えてもらったアポクリファの原生生物の名だ。
いつものようにボハンがまっすぐ盾を構えて突進。
シーカーの視線がボハンに重なる。
シーカーの強烈な魔法がボハンに直撃する。
だが……――。
ボハン「ふん、その程度ではな!」盾で完全に受け流す。
しかし、何度も耐えられるものではない。
ボハン「リコ!」 リコリス「まかせろっ!」
盾を構えて突進する身体の大きなボハンの影から飛び出す影。
ボハンの肩を足場に高く飛び上がる。ボハンも足のクッションを全開にリコリスが飛ぶ手伝いをする。
リコリス「くらいやがれええええ!」上空から鉄塊の重量を存分に活かした一撃。
皮膚を無残に裂き、骨を砕き、中身をズタズタに破壊しながら真っ二つに切り裂く――とシーカーの身体はドロドロと溶け出し、あとは身に纏っていた布だけがその場にはらりと落ちた。
ボハン「いてて、さすがにこのフォーメーションは無しだ。腰にくる。」
リコリス「わ、わりぃ。少しは衝撃減らしたつもりなんだけど。」
腰と肩をさすりながらボハンはシーカーの残した布をあさる。
リコリスもボハンの肩を撫でながら肩越しに覗き込む。
ボハン「みろ、黒魂石だ。儲けモノだな。」
黒魂石――それは人の魂すら魂縛するマジックアイテムだ。
死霊術士や付呪士にとったら最高の素材だが、それらの心得のない自分達にとったら高く売れるだけのアイテムだ。
それといくつかの本……めぼしいものは黒魂石くらいか。
リコリス「んじゃ先に進もうぜ。」
ボハン「まったく……調子のって油断するなよ。ここはデイドラの領域なんだからな。」
・
・
・
道中も現世では見られないような気持ちの悪い生き物……デイドラに出くわしたが、いつものようにボハンが視線を集め、その後に続いたリコリスが奇襲で仕留めることで難なく突破する。
リコリス「このマント、すげーぜ。敵の魔法がオレに届く前に消えてしまうみたいだ。」
ボハン「だからって油断はするなよ。消耗品らしいからな。」
・
・
・
ボハン「……しかし、気味の悪い世界だ。」
リコリス「うん、さっき積まれた本を持ち上げてみたらページの隙間から文字が零れ落ちて消えていったんだ。読むなってことかな?」
ボハン「さぁな、デイドラロードの考えなんてわかりはしないし、わかりたくもないな。……どうやらここが最深部らしいぞ。」
その言葉にマントをきつく被りなおし、背の『鉄塊』を握り締める。こういうところには最後のボスがいるものだ。
ボハン「きたぞ!」
部屋の真ん中、周辺の黒い海と同じようなドロドロとした液体で満たされた『溜め池』が泡立つ。
その中心からドロドロとした液体を撒き散らしながら溢れるように姿を現したのは――
むき出しの牙に目、目はギョロっとこちらを捕らえる。その大きな体は巨人のようだ。
身体にまとわりつく液体を撒き散らしながらこちらに吼える。
それと同じような小さな個体もこちらに向かってくる。親子かとも思ったが、こんな不気味な親子とは考えたくない。
リコリス「ちっ……。」
向こうは完全に待ち受けていた上に、こちらは立地的に丸見えだ。いつものような奇襲でトドメとはいかない。
リコリス「デカブツ1体にチビが1体か。」
ボハン「でかいのは俺がひきつける!その間にお前は小さいの倒して援護にこい!」
視線だけで了承を返す。が――。
ボハン「ぐっ……!」
リコリス「ボハン!!!」
出会いがしらにデカブツが口から触手と同時に出した粘液はボハンを直撃する。
盾で咄嗟に防いだものの、その衝撃は凄まじかったらしく、完全に勢いを殺されていた。
そのうえ、魔力の塊と違って四散せずに、盾で防ぎきれなかった部分に粘液が付着し、嫌な臭いを立てている。
リコリス「ボ、ボハン!今たすk――」何もかもを投げ捨ててでもボハンの元に向かおうとするが――
その前に立ち塞がるのは武器をもった敵。
リコリス「くそっ……邪魔だ!」
敵は倒す。目の前の敵が左から右に振り抜こうと武器を振るう。
一瞬周りの全ての音が遠くなる。自分の鼓動だけが静かに聞こえる。
熱くなっていた心は静かに落ち着いてくるよう。
スローモーションのように振るわれる武器が見える。
跳躍――。
ストームブリンガーで強化された身体はその場に雷の衝撃を残しながら飛び上がる。
猛然となぎ払われる一撃を跳躍で避け、そのまま全体重をかけて目の前の敵の顔面を踏み潰し、そして顔面を足場にもう一度跳躍する。
今度の跳躍は先ほどの倍にものぼった。足場にされた哀れな敵は無残にも頭蓋を砕かれて即死する。
うおおおおおおおおおおおおおおおおおお!
こちらの動きに気がついたデカブツは魔力の篭った粘液をこちらに吐き出すが、それすら耐魔マントは散らして粘液一滴リコリスに届かない。
耐魔マントはまるで霧となるかのように消え行くが、リコリスの勢いは止まらず剣を頭上から振り下ろす。
驚愕の表情のままでかぶつは迫り来るリコリスの攻撃を避けることもできず―――。
ザシュ!!
リコリスの鉄塊は完全に頭蓋を砕き貫通する。
デカブツはそのままピクピクと震えながら、その重さに耐えられずその場に崩れ落ちる。
リコリスも咄嗟に剣を足に力を込めて引き抜き、デカブツの身体上でバランスをとり、ドロドロとした水面に落下するのを防ぐ。
身体についた液体もすっかり消えたのかボハンもすぐに寄ってくる。
ボハン「……なんて無茶を……。怪我はないか?身体のどこにも異常は?腕や足もちゃんと――」
リコリス「オ、オレは大丈夫だって!ボハンこそ大丈夫?変なのあたったのに!怪我は?気持ち悪くなってない?気分悪くなったら――」
互いに互いを心配する様に、顔を見合わせて大笑いする。
そしてお互い相手の怪我がないかを確認する。
無事を確認し、周辺を見渡すと、道中と違っていまだ綺麗な本が多数積まれているのが見える。
リコリス「っていってもオレたちの目的の本見つかるのか?置いてなかったら意味ないぜ?」
ボハン「ネロスは『アポクリファでは必要な時に必要な本が現れる。』そう言っていたぞ。」
なるほど、普通の常識は通用しないらしい。
・
・
・
周辺の安全を確認したのち、リコリスは歓声を上げっぱなしだ。
離れたところで本を探しているがココまで聞こえてくる。そのたびに敵が出たかとドキッとする。
リコリス「うわぁぁぁぁ見つけた!無類の味わいサイン本!ままままさかこんなところで手に入るなんて!」
やれやれ。向こうは期待せずこちらでネロスの探す本を手に入れねばならんな。
ボハン「自分の身体の事だというのにわかっているのかあいつは……ん?」
目に入ったのは何の変哲もない本だった。そこには何も無かったはずなのに、いつの間にかそこに置かれていた。
頭の中で警鐘が聞こえるが手を取らずにはいられない。
恐る恐る手に取る。表紙には何も書かれていない。めくる。
日記のようだ。日記の持ち主は……。
・
・
・
リコリス「おーーーい!ボハーーン!見っけたぜ!たぶんこれだ、『ストームブリンガー伝』。ファルスカールで貰った著者の別の本みたい。」
大声でこちらを呼ぶリコリスの声に意識は覚醒し、咄嗟に本をカバンに隠す。
ボハン「あ、ああ。よくやった、これで依頼達成だな。」
リコリス「ん?何隠したんだよ?……も、もしかしてうわさのアルゴニアンの――」
ボハン「違う!ま、まぁ気にするな。古い昔の本を見つけただけだ。さぁ出よう。もう一度黒の書を開けばって黒の書は現世じゃないか?」
リコリス「うん、オレもさっきそれに気がついて血の気が引いたんだけど、向こうに現世にあるはずの黒の書と同じ本が置いてあったの。それで帰れるみたい。あとハルメ……ハルム……ハルムリルモル?が最奥まで辿り着いた褒美にってなんか力を分けてくれたみたい。」
いまいち要領を得ないリコリスの言葉からはどんな力をもらったのかはわからないが、見たところ悪影響はなさそうだ。
先ほどの本のことで動悸と動揺を覚えるが、悟られないように平静を装う。
ボハン「よし、では帰るぞ。……調理書は?」
リコリスはにんまり笑ってボハンのカバンに5冊ほどの料理書を詰め込んだ。
日記がばれるかと思ったが、大量の調理書に気をよくしたリコリスはそんなこともう気にしてないらしい。
今度は肌を重ねる必要はないだろうと、お互い別々に本を読む。
まずはリコリス。
そして自分。帰還のための黒の書を読む前に振り返る。
『アポクリファでは必要な時に必要な本が現れる。』
ボハン(ハルメアス・モラ……。何のためにこの本を俺に見つけさせたんだ。)
疑惑を胸に黒の書を読む。来たときと同じような感覚で意識は暗転していった。
ボハン(日記に書かれていた名前はラディール・シャノア……。リコリスの苗字は確か……シャノア。)
以前にリコリスが話してくれた親の形見らしい小さな綺麗な短剣に刻まれた苗字と同じ苗字を持つものの日記だった。
こないだのハロウィンセールでついFallout3とFalloutNV買っちゃいました。
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ひとまずメインクエストやりきったのでDLC入れてオーバーホールMOD入れて最初からやり始める予定です。
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~アポクリファ~
ボハン「…コ…!リコ!起きろ!大丈夫か?身体に異変は?」
抱き起こされる感覚で眼が覚める。
リコリス「ん……だ、大丈夫。こっちは大丈夫。そっちは?怪我は?異変なんともない?」
それに対してボハンは静かに頷いて辺りを見渡す。
ボハン「どうやら作戦は成功したようだ。うまくアポクリファに二人でこれたようだな。」
同じく辺りを見渡す。
リコリス「あれ?前に来た時と辺りが違う。」
アポクリファに入る前にネポスは本ごと飛ばされる領域は決まっていると言っていた。
ボハン「おそらく二人で飛んだ影響だろう。別々のところに飛ばされなくて良かった。」
リコリス「仕方ない、ひとまず進んでみるか。」
そばにあった自分の剣を引き寄せ、背に収める。
・
・
・
しばらく進むと見覚えのある風景に変わってくる。
リコリス「ここ、オレが最初に入って負けたところだ……。」
ボハン「気を引き締めろよ。おそらくまだまだ最深部は先だ。」
リコリス「当然!もう負けやしないぜ……見つけた。」
それと同時にボハンが剣と盾を構える。
その視線の先には最初にアポクリファに来た時に手も足も出なかった相手。
ボハン「シーカーだな。行くぞ!いつものようにだ!」
ネロスに教えてもらったアポクリファの原生生物の名だ。
いつものようにボハンがまっすぐ盾を構えて突進。
シーカーの視線がボハンに重なる。
シーカーの強烈な魔法がボハンに直撃する。
だが……――。
ボハン「ふん、その程度ではな!」盾で完全に受け流す。
しかし、何度も耐えられるものではない。
ボハン「リコ!」 リコリス「まかせろっ!」
盾を構えて突進する身体の大きなボハンの影から飛び出す影。
ボハンの肩を足場に高く飛び上がる。ボハンも足のクッションを全開にリコリスが飛ぶ手伝いをする。
リコリス「くらいやがれええええ!」上空から鉄塊の重量を存分に活かした一撃。
皮膚を無残に裂き、骨を砕き、中身をズタズタに破壊しながら真っ二つに切り裂く――とシーカーの身体はドロドロと溶け出し、あとは身に纏っていた布だけがその場にはらりと落ちた。
ボハン「いてて、さすがにこのフォーメーションは無しだ。腰にくる。」
リコリス「わ、わりぃ。少しは衝撃減らしたつもりなんだけど。」
腰と肩をさすりながらボハンはシーカーの残した布をあさる。
リコリスもボハンの肩を撫でながら肩越しに覗き込む。
ボハン「みろ、黒魂石だ。儲けモノだな。」
黒魂石――それは人の魂すら魂縛するマジックアイテムだ。
死霊術士や付呪士にとったら最高の素材だが、それらの心得のない自分達にとったら高く売れるだけのアイテムだ。
それといくつかの本……めぼしいものは黒魂石くらいか。
リコリス「んじゃ先に進もうぜ。」
ボハン「まったく……調子のって油断するなよ。ここはデイドラの領域なんだからな。」
・
・
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道中も現世では見られないような気持ちの悪い生き物……デイドラに出くわしたが、いつものようにボハンが視線を集め、その後に続いたリコリスが奇襲で仕留めることで難なく突破する。
リコリス「このマント、すげーぜ。敵の魔法がオレに届く前に消えてしまうみたいだ。」
ボハン「だからって油断はするなよ。消耗品らしいからな。」
・
・
・
ボハン「……しかし、気味の悪い世界だ。」
リコリス「うん、さっき積まれた本を持ち上げてみたらページの隙間から文字が零れ落ちて消えていったんだ。読むなってことかな?」
ボハン「さぁな、デイドラロードの考えなんてわかりはしないし、わかりたくもないな。……どうやらここが最深部らしいぞ。」
その言葉にマントをきつく被りなおし、背の『鉄塊』を握り締める。こういうところには最後のボスがいるものだ。
ボハン「きたぞ!」
部屋の真ん中、周辺の黒い海と同じようなドロドロとした液体で満たされた『溜め池』が泡立つ。
その中心からドロドロとした液体を撒き散らしながら溢れるように姿を現したのは――
むき出しの牙に目、目はギョロっとこちらを捕らえる。その大きな体は巨人のようだ。
身体にまとわりつく液体を撒き散らしながらこちらに吼える。
それと同じような小さな個体もこちらに向かってくる。親子かとも思ったが、こんな不気味な親子とは考えたくない。
リコリス「ちっ……。」
向こうは完全に待ち受けていた上に、こちらは立地的に丸見えだ。いつものような奇襲でトドメとはいかない。
リコリス「デカブツ1体にチビが1体か。」
ボハン「でかいのは俺がひきつける!その間にお前は小さいの倒して援護にこい!」
視線だけで了承を返す。が――。
ボハン「ぐっ……!」
リコリス「ボハン!!!」
出会いがしらにデカブツが口から触手と同時に出した粘液はボハンを直撃する。
盾で咄嗟に防いだものの、その衝撃は凄まじかったらしく、完全に勢いを殺されていた。
そのうえ、魔力の塊と違って四散せずに、盾で防ぎきれなかった部分に粘液が付着し、嫌な臭いを立てている。
リコリス「ボ、ボハン!今たすk――」何もかもを投げ捨ててでもボハンの元に向かおうとするが――
その前に立ち塞がるのは武器をもった敵。
リコリス「くそっ……邪魔だ!」
敵は倒す。目の前の敵が左から右に振り抜こうと武器を振るう。
一瞬周りの全ての音が遠くなる。自分の鼓動だけが静かに聞こえる。
熱くなっていた心は静かに落ち着いてくるよう。
スローモーションのように振るわれる武器が見える。
跳躍――。
ストームブリンガーで強化された身体はその場に雷の衝撃を残しながら飛び上がる。
猛然となぎ払われる一撃を跳躍で避け、そのまま全体重をかけて目の前の敵の顔面を踏み潰し、そして顔面を足場にもう一度跳躍する。
今度の跳躍は先ほどの倍にものぼった。足場にされた哀れな敵は無残にも頭蓋を砕かれて即死する。
うおおおおおおおおおおおおおおおおおお!
こちらの動きに気がついたデカブツは魔力の篭った粘液をこちらに吐き出すが、それすら耐魔マントは散らして粘液一滴リコリスに届かない。
耐魔マントはまるで霧となるかのように消え行くが、リコリスの勢いは止まらず剣を頭上から振り下ろす。
驚愕の表情のままでかぶつは迫り来るリコリスの攻撃を避けることもできず―――。
ザシュ!!
リコリスの鉄塊は完全に頭蓋を砕き貫通する。
デカブツはそのままピクピクと震えながら、その重さに耐えられずその場に崩れ落ちる。
リコリスも咄嗟に剣を足に力を込めて引き抜き、デカブツの身体上でバランスをとり、ドロドロとした水面に落下するのを防ぐ。
身体についた液体もすっかり消えたのかボハンもすぐに寄ってくる。
ボハン「……なんて無茶を……。怪我はないか?身体のどこにも異常は?腕や足もちゃんと――」
リコリス「オ、オレは大丈夫だって!ボハンこそ大丈夫?変なのあたったのに!怪我は?気持ち悪くなってない?気分悪くなったら――」
互いに互いを心配する様に、顔を見合わせて大笑いする。
そしてお互い相手の怪我がないかを確認する。
無事を確認し、周辺を見渡すと、道中と違っていまだ綺麗な本が多数積まれているのが見える。
リコリス「っていってもオレたちの目的の本見つかるのか?置いてなかったら意味ないぜ?」
ボハン「ネロスは『アポクリファでは必要な時に必要な本が現れる。』そう言っていたぞ。」
なるほど、普通の常識は通用しないらしい。
・
・
・
周辺の安全を確認したのち、リコリスは歓声を上げっぱなしだ。
離れたところで本を探しているがココまで聞こえてくる。そのたびに敵が出たかとドキッとする。
リコリス「うわぁぁぁぁ見つけた!無類の味わいサイン本!ままままさかこんなところで手に入るなんて!」
やれやれ。向こうは期待せずこちらでネロスの探す本を手に入れねばならんな。
ボハン「自分の身体の事だというのにわかっているのかあいつは……ん?」
目に入ったのは何の変哲もない本だった。そこには何も無かったはずなのに、いつの間にかそこに置かれていた。
頭の中で警鐘が聞こえるが手を取らずにはいられない。
恐る恐る手に取る。表紙には何も書かれていない。めくる。
日記のようだ。日記の持ち主は……。
・
・
・
リコリス「おーーーい!ボハーーン!見っけたぜ!たぶんこれだ、『ストームブリンガー伝』。ファルスカールで貰った著者の別の本みたい。」
大声でこちらを呼ぶリコリスの声に意識は覚醒し、咄嗟に本をカバンに隠す。
ボハン「あ、ああ。よくやった、これで依頼達成だな。」
リコリス「ん?何隠したんだよ?……も、もしかしてうわさのアルゴニアンの――」
ボハン「違う!ま、まぁ気にするな。古い昔の本を見つけただけだ。さぁ出よう。もう一度黒の書を開けばって黒の書は現世じゃないか?」
リコリス「うん、オレもさっきそれに気がついて血の気が引いたんだけど、向こうに現世にあるはずの黒の書と同じ本が置いてあったの。それで帰れるみたい。あとハルメ……ハルム……ハルムリルモル?が最奥まで辿り着いた褒美にってなんか力を分けてくれたみたい。」
いまいち要領を得ないリコリスの言葉からはどんな力をもらったのかはわからないが、見たところ悪影響はなさそうだ。
先ほどの本のことで動悸と動揺を覚えるが、悟られないように平静を装う。
ボハン「よし、では帰るぞ。……調理書は?」
リコリスはにんまり笑ってボハンのカバンに5冊ほどの料理書を詰め込んだ。
日記がばれるかと思ったが、大量の調理書に気をよくしたリコリスはそんなこともう気にしてないらしい。
今度は肌を重ねる必要はないだろうと、お互い別々に本を読む。
まずはリコリス。
そして自分。帰還のための黒の書を読む前に振り返る。
『アポクリファでは必要な時に必要な本が現れる。』
ボハン(ハルメアス・モラ……。何のためにこの本を俺に見つけさせたんだ。)
疑惑を胸に黒の書を読む。来たときと同じような感覚で意識は暗転していった。
ボハン(日記に書かれていた名前はラディール・シャノア……。リコリスの苗字は確か……シャノア。)
以前にリコリスが話してくれた親の形見らしい小さな綺麗な短剣に刻まれた苗字と同じ苗字を持つものの日記だった。
- [ edit ]
- RP日記
- / trackback:0
- / comment:6
Re: タイトルなし
- [ 編集 ]
- 2014/11/11(火) 18:22:19 |
- URL |
- Lycoris
コメントありがとうございます!
Fallout3ばっかりはしてないですよ!週に5日くらいにしようと思っています!
ブログは週一更新かな(*'-')
敵の触手攻撃継続ダメージでかすぎてくらうと5秒くらいで死ぬんですよねぇ……w
ブログ中はバンバン倒してますがw
- [ 編集 ]
- 2014/11/13(木) 09:58:48 |
- URL |
- 中の人
まだ積んであるだけですけど、ゲームするのが楽しみですよ!
えっと、これは、「リコリス、ジェットストリームアタックを賭けるぞ!」?それとも「俺を踏み台にした?」のほうなのかが気になって夜も眠れません(>_<)
しかもここにきてまさかのシャアの日記が??完全にガンダム路線に話が展開してく中、手に入れた鉄板でリコリスが無事お好み焼き屋を開店できるのか今後の展開が楽しみです\(^o^)/
Re: タイトルなし
- [ 編集 ]
- 2014/11/13(木) 19:01:56 |
- URL |
- Lycoris
コメントいつもありがとうございます!
Falloutはスカイリムと世界観が違ってまた面白いものがありますねw
銃パンパン楽しいですw 大型MOD入れるの難しくてあきらめちゃいましたが……w
どちらかというとイメージ的にジェットストリームアタックですねw
ボハンが視線を集めてトドメを後ろからなので……w 完全にその場でたまたまの動きですが(ノ∀`)
シャアの日記とは予想外でしたw 前のジェットストリームアタックからもしかして書き間違えた!?と見返しちゃいましたw
シャノアはFF11での竜騎士の有名な方ですw (竜騎士育ててなかったですけど(*'-')
さぁ色んなヤツの血やよくわからないものが大量についた鉄板焼き屋を楽しみにしていてくださいw
Re: いいコンビだ
- [ 編集 ]
- 2014/11/19(水) 02:34:18 |
- URL |
- Lycoris
コメントありがとうございます!
リコリスは防御がない反面機動力と打撃力があります。ボハンは技術と経験により防御の術に優れています。
なので互いに互いの弱点を補って戦うことができますw
SS撮影はまだまだ技術不足ではありますがそう言っていただけて頑張った甲斐がありますw
ありがとうございます!フカヒレさんのように応援してくださる方々やポーズ製作を教えてくださった方々、それにポーズを配布してくださる皆さんのおかげです!
リコリスの本名ではなくあれは実はリコリスのはhげふんげふん。
そんな隠すようなもんでもないのですが(ノ∀`)
ただリコリスの種族がFF11のエルヴァーンという無駄な設定を保管するためのちょっとしたエピソードってだけだったりしますw
プロフィール
Author:Lycoris
スカイリムのんびり更新日記。
Lycorisです。よろしくお願いします。
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