スカイリムの踊り食いリコリスの旅13話　伝説からのもの

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リコリスの旅13話　伝説からのもの

2014 / 03 / 27 ( Thu ) 12 : 00

13話です。少しここからメインクエストが絡みます。

～ホワイトラン近郊～
ダニカ・ピュア・スプリングの頼みを受け、ホワイトランを発ったリコリスとボハン。
二人は3日かけて出発の用意を整え、食事をすまし朝早くから出発した。

「どこに向かうんだっけ？」ボハンに問う。
ボハン「やれやれ、昨日話したばかりじゃないか。」
溜息をついてボハンは説明を始めた。

ボハン「まずリバーウッドを抜け、ヘルゲンを越える。その先が目的地のハグレイヴンの巣だ。」

「リバーウッドにヘルゲンかぁ、行った事ないなぁ。」

ボハン「リバーウッドは今日はあんまり見てまわらんぞ。今日中にヘルゲンまで行くぞ。」

「ヘルゲンってどんなところなんだ？」

ボハン「どちらかというと帝国贔屓の街だな。これといって危険はないが兵士が多く常駐しているから油断はするなよ。」

シロディールに近いらしい。シロディールは帝国の首都がある地域だ。行った事は無いけど。

しばらく歩き、石造りの橋を越えると村が見えてきた。
ここがリバーウッドだっけ？綺麗な村だな。

ボハン「ほら、さっさと行くぞ。観光は今度だ。」

時間があったら川で水浴びしたかったな。そのくらい綺麗だ。

村を越えて少しだけ先に進むと行き先を指し示す看板が見えた。

途中で軽く食事を済ませ、再び歩き始める。
雪がちらほらと見え始め、積もった雪があたりを白く輝かせている。

さ、寒い……。
ブルッっと身を震えさせ、自慢の赤いマフラーをきつく巻く。

ボハン「そろそろヘルゲンだ。」

遠くにヘルゲンの門が見えた。

…変な臭いが鼻を突く。

……これは肉の焦げる臭い……？

ボハン「何かおかしいぞ。気をつけろ。……なんだ！？」

GAAAAAAAAAAAAOOOOOOOO

耳をつんざく咆哮が聞こえる。

「ひっ……！」

トロールや狼、サーベルキャットとの咆哮とは根底から違う。
思わず耳を塞ぎその場にうずくまる。体の底、本能の底から恐怖が沸き起こる。

ボハン「……あれは……ドラ…ゴン？」

再び大きく咆哮したあと、黒い影は大空の彼方へと消えていった。

ボハン「……行ったか。おい、大丈夫か。ヘルゲンが心配だ、急ぐぞ！」

ボハンに叱責され重い足を動かすリコリス。

鼻を覆いたくなるような臭いに吐き気を覚えながらヘルゲンの門をくぐるのだった。

～あとがき～
メインクエストの始まり部分です。
色々とRPの都合上本編にはない表現やイベントがあるのでご了承ください。
無事アダルトカテゴリへと移行しました。したと思います。たぶん。
こんなブログですがよろしければお付き合いくださればと思います。