スカイリムの踊り食いリコリスの旅52話【第二章】襲撃のアンバークリーク

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リコリスの旅52話【第二章】襲撃のアンバークリーク

2014 / 06 / 15 ( Sun ) 19 : 09

ドワーフの石造りの小屋で一晩明かした3人。
あいにくの雨だが急いで『心臓の部屋』の本をアンバークリークの町へ持ち帰るため支度を済ませ出立する。

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しばらく木立の中を進むとアンバークリークの町が川を挟んで対岸に見え始める。
「ついたー！……なんか騒がしいな？」
クーロン「ふむ、急いだほうがいいかもしれねぇな。」
ロイズ「急ぎましょう！リコリスちゃんは先に行ってください！」

ロイズのその声とともに両足に力を込め、思いっきり飛び上がる。
魔力を迸らせながら川を一足飛びで越える。
クーロン「……すげぇな。」そんな声を端に聞きながら、飛ぶように駆けながら表通りに飛び出す。

「こ、これは……！？」

いたるところに山賊の死体とアンバークリークの兵士の死体。辺りはうめき声で溢れていた。
首長の屋敷の前まで急いで駆け抜ける。どうやら戦闘は終わっているよう。

???「話したらヤツに殺される！」屋敷に近づくと聞きなれぬ声が聞こえる。
アグナー「話さないならこの場で死ぬだけだ。彼らはどこにいる？」
それに続いて怒気をはらんだアグナーの声。
怒鳴られた相手は山賊のようだ。そのアグナーの怒声に対する恐怖と「ヤツ」に対する恐怖で顔は歪んでいる。
山賊「くそ！分かった、分かったよ！ウロック砦だ！ヤツがそこに向かわせたんだ。けど、理由は知らない！本当に、本当に知らないんだ！」
山賊は悲痛な声で告白する。それを聞いてアグナーはするどく「スヴェガルド！」と声をかける。

スヴェガルドは無言で斧を山賊に向けて振り、首を斬り飛ばす。

「ど、どうしたんだ、これは…！」
アグナー「イングヴァールだ。あいつはここを攻撃してきた。あいつらと外で戦っている間に一部のやつらがこっそりと中に入ってきて……、ヤルマとウィルハードを奪った！」
今までにないほどの怒気を感じる。ヤルマとウィルハードというのはアグナーの妻と息子だ。
アグナー「私は二人を取り戻しに行くところだ。せめて本を見つけたといってくれ。」
ロイズ「本はここにあります。」追いかけてきたロイズとクーロンは辺りの様子を見て何かを察したのか、本をそのまま手渡す。
本を受取ったアグナーは表紙を確かめた後、ソルローへと手渡す。ソルローはそれをパラパラとめくっていく。
ソルロー「ふむ、皆、いい知らせだ！これには心臓の部屋を含む多くの場所が記されている！実に素晴らしい！」
アグナー「せめてもの良い知らせだ。ならばこれ以上時間を無駄にはできない。ウロックとりでに向かい、妻と息子を救い出す！」
ウルガー「俺も行くぜ！ヤルマさんには世話になったからな！」
スヴェガルド「攻撃の計画を練るため、砦の近くで落ち合おう。」

そしてアグナーはこちらに向き直り口を開く。
アグナー「どうかウロック砦から私の家族を救い出す手助けをしてくれないか？」
「まかせろ！オレがいれば百人力だ！」
アグナーはしっかりと頷く
アグナー「友よ、何よりも心強い。お前はなんと良い戦士なのだ。」

クーロン「俺とロイズは残ろう。大規模な攻勢はないだろうが、残存兵の襲撃くらいはあるかもしれねぇ。」
ロイズ「そうですね、そちらはその人数がいれば問題ないでしょう。兵を立て直します。クーロンさんお手伝いお願いしますね。」

そしてそれぞれの戦いへと向かうのでした。

驚きの文章回ここに極る。

かなり会話内容など省いたのですが、やはり文章ばかりになりますね……。
申し訳ないのでツイッターに貼ったセクシーなSSを貼ってごまかします。
リコリスの胸を少し増量+綺麗にした記念SSでした。

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